特集:芥屋の大門 散策

芥屋の大門、トトロの森、芥屋海水浴場など、芥屋を歩く!

糸島の人気スポット
芥屋の大門の楽しみ方

洞窟、遊覧船、トトロの森、海水浴場、絶景を楽しめる山、海鮮料理の店(最近ではカレーやハンバーグのお店なども)など、1つのエリアでいろいろな楽しみ方ができるのが、芥屋の魅力。芥屋の楽しみ方をご紹介します。

1、芥屋の大門を遊覧船で探検!

日本最大の玄武岩窟が、『芥屋の大門(けやのおおと)』。高さ64m、奥行き90m、間口10mの洞窟で、六角形や八角形の玄武岩柱状節理は国の天然記念物に指定されています。

陸からは洞窟の中が見えないので、芥屋の大門遊覧船に乗って、洞窟探検!
海鮮のお店や民宿が建ち並ぶ芥屋のメインストリート(?)近くに芥屋漁港があり、その一角に遊覧船乗り場があります。

黄色の遊覧船に乗り込み、ライフジャケットを身に着け説明を聞いた後、船が動き始めます。
船の上から見る芥屋の海は、澄み切ったきれいな青のような緑のような。言葉では表現できない、感動するほどの美しさ。

遊覧船は、だんだん芥屋の大門に近づいていきます。近づくにつれ、芥屋の大門を覆う荒々しい姿の六角形や八角形の玄武岩柱状節理が目に飛び込んできます。いったん、洞窟前で船が止まり、いざ洞窟の中へ。

洞窟の入り口には、想像以上に大きくて見事な玄武岩柱状節理がきれいに並び、奥に進むと天井にはその断面がびっしりと。何をどうしたらこのようなものができるのか、自然の神秘と偉大さに、ただただ感心するばかりです。

芥屋の大門遊覧船
遊覧時間は約25分。3月中旬から11月にかけて運行。天気が良くても風が強いときは欠航になります(月の3分の1は欠航)。午前中は運航していても、午後から欠航になることも(その逆も)あります。
芥屋大門観光社のインスタで運航状況をお知らせしています。

2、黒磯海岸をお散歩しながら、トトロの森へ

遊覧船を降りてチケット売場に戻る途中、左手にお散歩ロードがあります。海を眺めながら黒磯海岸をのんびりとお散歩することができます。

10分ほど歩くと、うっそうと茂った森の小道へ。

ここは芥屋の大門公園(自然遊歩道)。いつからか『トトロの森』と呼ばれ、糸島でも屈指の人気スポットになりました。ゆっくりと歩を進め登っていくと、森が開け小さな展望台が見えました。展望台に上ると、海が広がります。

トトロの森(芥屋の大門公園)は、芥屋の大門公園駐車場から歩いてすぐのところに鳥居があり、鳥居の左手に入口があります。こちらから行くのが一般的です。

3、とっておきの海の幸ランチを

遊覧船乗り場近くには、海鮮のお店が集まっています。『磯の屋』『白浜家』『朝日屋』『なぎさ』『朝日寿司』『立石』『天神掘』と。1軒はなれて、芥屋の大門駐車場近くに、『いろり』があります。

いろいろなお魚を食べるなら、海鮮丼がおすすめです。今回は、いろりで海鮮重をいただきました。いろりは、地元の漁師さんから直で地魚を仕入れているため、時化で漁に出られないときは、お店をお休みに。最初はお刺身としていただき、途中から、特製のタレをかけて、ご飯と一緒にいただきました。糸島に来たら、ぜひ海の幸を味わってほしいものです。

大門茶屋いろり(080-8377-7420)

4、遠浅で透明度の高い、芥屋海水浴場へ

お腹いっぱいになりましたが、もう少し芥屋散策を楽しむことに。せっかくなので、『芥屋海水浴場』へ。芥屋海水浴場は、遠浅で、透明度が高く人気の海水浴場。

海水浴の季節になると、多くの人たちで賑わいますが、訪れた日は海開き前。海を眺めながらヨガをする人、砂浜に座って会話を楽しむ人など、波の音聞きながら、穏やかな海を目の前にすると、とても豊かな時間を過ごしている気になってきました。

気分を切り替えたいとき、きれいな空気で体を満たし、きれいな景色で脳を満たすため、糸島の海沿いを一人ドライブすることがあります。1時間ぐらい海沿いを走ると、不思議なぐらい気持ちがすっきりします。海には自然にも人間に対しても浄化作用があるのかもしれませんね。

2024年の海開きは、6/24(月)。海の家は、『朝日屋』『白浜家』『磯の屋』『玄海』の4軒が営業します。

5、人気の立石山からは、絶景が望めます

糸島にはいろいろな山がありますが、標高が210mの『立石山』は、登山初心者の方でも楽しめる人気の山。芥屋海水浴場を山のほうへ歩いていくと、立石山登山口があります。山のいただき付近から絶景を見渡すと、登山の疲れが吹き飛ぶものです。

ただし、夏場は熱中症にも要注意!低山といっても山には変わりありません。山登りの準備をして、登りましょう!

【芥屋のおさんぽMAP】※こちらからダウンロードできます
志摩芥屋の総合観光案内HP(芥屋観光振興会)はこちらから

大門遊覧船副社長の中村善幸さんに
芥屋について聞きました!

「私が小さいころ、芥屋には10軒ほど旅館がありました(中村さんは現在71歳)。昔は、遠方から、わざわざ芥屋に来て宿泊し、大門参りをする人が多くいたものです。芥屋の大門公園駐車場の横に大祖神社があり、海に向かって歩くと鳥居が見えます。この鳥居は、ご神仏である芥屋の大門の鳥居になります。

当時、芥屋の大門へ行くには、手漕ぎ船でした。今のような遊覧船が運航しはじめたのは、昭和56年ごろから。遊覧船は、芥屋の大門の中に入っていくので、お天気が良くても風が強いとすぐに欠航になってしまいます。

昔は、手漕ぎ船もですが、旅館がそれぞれ船を持っていて、自分の船で捕った魚を旅館で提供していたものです。今も昔と変わらず、芥屋には海鮮料理の店がいくつもあります。芥屋では、珍しく男の海士(あま)がいて、素潜り漁も行われているんですよ。12月21日から3月末まで素潜り漁が解禁となり、新鮮なサザエ、ウニ、アワビなどをお店で食べることができます。

芥屋の海水浴場には、ありがたいことに夏にはたくさんのお客様が訪れます。地元の住民で、砂浜清掃を行ったり、汚水を流さないようにしたりと、海をきれいに保つための努力をしています」

【芥屋のお店をご紹介】

民宿・食事処 朝日屋 092-328-2634

民宿・活魚料理 磯の屋 092-328-2056

民宿・食事処 なぎさ 092-328-2047

一棟貸し古民家別荘
いつものリゾート keyanz 092-332-8881

食事処 朝日寿司 092-328-0555

浜焼き 白浜家 092-328-3282

食事処 立石 092-328-2519

活魚料理 磯の屋はなれ 092-332-2036

カレー&カフェ ココペリ 092-328-1901

食事処 天神堀 092-332-8753

レストランカフェ Bea Sun(ビーサン) 092-332-2709

バーガーカフェ goofy 092-332-0929

ピザ・ワイン Pizzeria Stagione 
050-3595-1037

海の家 朝日屋 092-328-1966

海の家 磯の屋 092-328-1967

海の家 白浜家 092-328-2354

海の家 玄海 092-328-2414

芥屋キャンプ場 092-328-2116
営業期間:令和6年7/12(金)~9/2(月)

(2024/6/5)

過去の特集

第3回:井原山
豊かな植生が魅力の山
春の井原山を歩く

第2回:髙祖神社
地域みんなで育む高祖神楽
移住者も大きな力に

第1回:桜井二見ヶ浦 
美しい景色を見てエネルギーチャージ!
縁結びや夫婦円満の神様が宿る桜井二見ヶ浦

基本情報

開催日時
2024年5月特集