高祖山(たかすやま)

自然と歴史を楽しむ山

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高祖山は、標高416m。2023年に国の重要有形文化財指定を受けた髙祖神社から登り始めます。
約50分で登ることができますが、山頂に近づくにつれ、やや急な登りになります。

高祖山の西斜面一帯には、太宰府防衛の西の拠点として築かれた奈良時代の山城である怡土城跡(戦国時代には糸島の国人原田氏の重要な軍事拠点となった高祖城として再度利用)、高祖山山頂付近には中世の山城である高祖城跡があります。歴史と自然に触れながら、山を楽しむことができます。

【特集・深堀り取材】新緑が美しい、高祖山のやまびらき

5月6日、高祖山のやまびらきが行われました。朝8時半、集合場所である髙祖神社には約70人が集まりました。

高祖山のやまびらきは、地元住民による「怡土の山にのぼろう会」が主催しています。糸島市内でやまびらきを行う山は、あまり聞いたことがありません。高祖地域は、髙祖神社が2023年に国の重要有形文化財指定を受けました。また、約550年前に伝わった高祖神楽を今も受け継いでいることから、高祖に暮らす人たちの地域を大切にする想いが感じられます。

さて、山の安全祈願を受けたら、早速、山登りスタートです。

雨がすぐにでも降りだしそうなお天気。快晴の中での山登りは気持ちがいいものですが、霧が立ち込める山道は幻想的な雰囲気で。こんな雰囲気の中で登る山登りも、時にはいいものです。

途中、登りやすいように木の板やベンチ、看板など、きれいに整備されていました。

高祖山は比較的登りやすい山。ただし、山頂まで約20分ぐらいのところから急な登りが増えます。特に雨の後は、滑りやすいので要注意。

ゆっくり撮影をしながら登ったので、約1時間ほどで到着。残念ながら、景色は霧の中。何も見えません。ここからどんな眺めが望めるのか、晴れの日にまた挑戦したいものです。

山頂記念に、高祖山の木札をいただきました。糸島市内の7つの山(立石山、浮嶽、可也山、十防山、火山、二丈岳、高祖山)に登ると、登頂記念の木札をもらうことができますが、高祖山のやまびらきの木札は、通常より大きく、裏に登城手形と書かれた特別バージョン。悪天候の中、登ったかいがありました。そして、お楽しみ抽選会用の番号も一緒に手渡されました。

全員登頂した後は、甘酒で乾杯です。体に沁み渡ります。甘酒を飲んだ後は、楽しみにしていた抽選会。見事、山の形をしたフォトスタンドが当たりました。これは嬉しい。

抽選会で盛り上がった後は、山を下ります。雨が降り出したので、滑らないように気をつけながら、ゆっくりと。

家族、サッカーチームの小学生、友達同士、お一人様など、参加者の皆さん、思い思いに楽しまれたことでしょう。怡土の山にのぼろう会の皆さま、ありがとうございました。(2025/5/6)。

基本情報

名称
高祖山
よみがな
たかすやま
所在地
糸島市高祖 Google Map
電話
電話:092-322-2098(糸島市観光協会)
駐車場
約20台(髙祖神社)
公共交通
周船寺駅(JR筑肥線)からバス(川原線)乗車、「高祖」バス停下車、徒歩約12分
[車でお越しの際]
(福岡方面から)西九州自動車道今宿インターを下りて約20分