髙祖神社
高祖山の西山腹に鎮座する髙祖神社。創建は平安時代にさかのぼるとされる古社で、中世は高祖城を本拠地とする原田氏、近世以降は福岡藩黒田氏の崇敬を受けて繁栄しました。 現存する本殿は、天文10(1541)年の建立で、三間社流造...
福岡県指定無形民俗文化財
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高祖神楽は、今から五百数十年前の応仁元年、戦国動乱の時代、時の髙祖城主原田種親が京都守護の任に当たった時に習得した「京の能神楽」を郷土に伝えたものとされていますがその始めは定かではありません。
江戸時代までは旧怡土郡の神職の奉仕で舞われていましたが、明治になってからは高祖神社の氏子によって受け継がれました。
現在は、十数人の氏子の神楽師によって春は毎年4月に髙祖神社境内の神楽殿で奉納されています。
神楽には面を付けずに採り物を捧げて楽の音にあわせ神楽歌を唱えながら静かに舞う舞神楽と面を付けた数人の神楽師が登場して神話物語を展開させてゆく面神楽の2種12番が奉納されています。
演目
神供(じんぐ)、高処(たかどころ)、笹舞(ささまい)、国平(くにうけ)、蟇目(ひきめ)、磯羅(いそら)、敷蒔(しきまき)、神相撲(かみずもう)、両剣(りょうけん)、御弓(おゆみ)、御剣(ごけん)、問答(もんどう)岩戸開き(いわとひらき)
注:採り物-降神の宿る所とになる鈴・剣・玉のこと