特集:のんびり海を楽しむ二丈ドライブコース
箱島様から姉子の浜へ、個性豊かなお店もたくさん!
桜井二見ヶ浦から芥屋方面をまわる海沿いドライブコースは、糸島の鉄板ドライブコース。海沿いを走るなら、『二丈海沿いドライブコース』もおすすめです。
今回ご紹介するスポットやお店は、ほんの一部になります。他にもいろいろ見どころやお店がたくさんあります。自分好みの糸島を、ぜひ見つけてください!
1、圧倒的な存在感!愛の神様として知られる、箱島(神社)
ここ箱島は、江戸時代、竜宮城と称えられた景勝地。竜宮城に例えられるだけあって、確かに趣深いというか神秘的というか、圧倒的な存在感を持ち合わせています。
しかも、箱島様は、日本では珍しい愛の神様と、耳の神様として知られています。御祭神である愛染明王(あいぜんみょうおう)。こちらが愛の神様で、恋愛を助ける神としても信仰されています。それに加え、地域の守護神である塞坐三柱大神(さやりますみはしらのおおかみ)、恵比須様として知られる商売繁盛の神様である西宮大明神(にしのみやだいみょうじん)が祀られています。御朱印は、箱島から車で約10分の鎮懐石八幡宮で授与しています。
※筑前前原駅から箱島へ向かう途中、約400m手前に民間のコインパーキングあります。そこから歩いて約10分。歩道のない路肩を歩くので、くれぐれも安全にご考慮ください
箱島神社
住所:糸島市二丈浜窪86
2、糸島産いちご・甘夏・牡蠣殻を使ったビールが美味、糸島ハローブルワリー
2022年11月に二丈岳の麓に誕生したブルワリー。こだわりは、大きく3つあります。二丈一貴山の自然が育んだ天然水使用、地場の農作物や果物使用、都会では味わえない大自然とのこと。
「Japam Great Beer Awards2024」で、『オイスタースタウト』と『AMAOU あまおう』が銀賞を受賞するほどの実力を兼ね備えたブルワリーです。
糸島産あまおうを使用した『AMAOU あまおう』、糸島産甘夏を使用した『甘夏ペールエール』、糸島産オレンジとはちみつを使用した『オレンジハニーエール』は、見た目からしてフルーツを連想させ、味もほんのりフルーツ感があります。爽やかで飲みやすく、飲んだ後、かすかにフルーツの余韻が残ります。また、驚かされたのが、糸島産牡蠣殻を使用した黒ビール『オイスタースタウト』。牡蠣殻のミネラル分によって、まろやかでほんのり海(塩味?)が感じられる味わいです。
糸島ハローブルワリー
住所:糸島市二丈上深江89-1
電話:092-325-1711
営業時間:直売所11:00~17:00、TAPルーム11:00~16:00(土日のみ)
休み:月曜日、火曜日
3、遠浅の海で地引網も楽しめる、深江海水浴場
長さ700mの砂浜は、遠浅で夏場は小さな子どもから大人まで安心して海水浴を楽しむことができます。筑前深江駅(JR筑肥線)から近いので、歩いて海まで行けるのも人気の秘訣。5月から10月にかけては、観光地引網が体験もできます。地元に愛される深江海水浴場特集はこちらから。
深江海水浴場
住所:糸島市二丈深江2129-5
4、猫の御朱印がかわいい、深江神社
御祭神は、 玉依姫命(たまよりひめのみこと)と、菅原道真命(すがわらのみちざねのみこと)。子どもの成長や安産、学問にご利益があるといわれています。深江神社は、昔から地域に根差した神社。昭和初期には、神社の敷地の一部を小学校に貸していたそうです(今は完全に小学校の敷地になっています)。
毎月変わる猫のかわいらしい御朱印が印象的ですが、これは、近所に暮らす氏子さんが手作りしたもの。「子どもがここ深江で無事に育ち、何か恩返ししたい」とのことで、地域猫活動をしていることもあり、猫をモチーフにした御朱印を作ってくれるようになったそうです。毎月22日(にゃんにゃんの日)には、この日限定の猫の御朱印を授与しています。
深江神社は、1190年(建久元年)、高祖の城主原田種直公が、竈門宝満宮、太宰府天満宮を上深江の地に勧請され、1203年(建仁3年)に現在の深江の地に御奉遷座されたのを起源としています。1592年(天正20年)、豊臣秀吉が野点(茶宴)を催した神社としても知られています。
深江神社
住所:糸島市二丈深江852
4、タイ人実力派シェフが作るタイ料理、ドゥワンチャン
テラス席のすぐ前は砂浜で、真っ青な海を眺めながらタイ料理をいただくことができます。シェフは、約20年間タイの一流レストランに勤めていた実力派シェフ。
定番の『トムヤムクン』、糸島グルメグランプリで賞を受賞した『グリーンカレー』や『ココナッツレッドカレー』は、シェフの自信作。糸島野菜生春巻、青パパイヤサラダ、魚介と春雨サラダ、海老の揚げ春巻き、グリルチキン(ガイヤーン)など、シェフの技が光ります。タイのハーブは自家菜園で栽培しているそうです。
8月から、土日祝のみ完全予約制で、カオトム(タイのお粥の朝ごはん)が食べられます(8月は3.4.10.11.12.17.18.24.25.31日)。カオトムは、4種のおかずをお粥にトッピングして食べます。朝、海を眺めながらのモーニングは最高ですね。詳細は、HPやSNSをご確認ください。
夜も完全予約制です。お持ち帰り用のカレーやドレッシング類もあります。
ドゥワンチャン
住所:糸島市二丈深江2129-18
電話:092-325-3986
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00
休み:水曜日(不定)
5、見た目味わいともに楽しめる料理、Restaurant TASK(レストラン タスク)
ランチもディナーも完全予約のおまかせコースのみ。自分へのご褒美や特別なときに利用したくなるフレンチのお店。
店内から海が望めますが、料理は糸島の海同様、見た目色鮮やか。旬の糸島野菜をふんだんに使った料理は、まずは目で楽しんで、次に舌で楽しめます。口に入れた瞬間、想像とは異なり、いい意味で裏切られることもあるかもしれません。
4400円のランチおまかせコースは、アミューズ、オードブル、お魚料理、お肉料理、デザート、コーヒー、小菓子付き。一皿一皿シェフの技とアイデアが詰まっていて、どんな料理が運ばれてくるのか、ワクワクしてしまいます。ゆっくりと料理を堪能したいもの。
Restaurant TASK
住所:糸島市二丈福井6064-1A
電話:092-332-0880
営業時間:11:00~OS14:00、18:00~OS20:00
休み:木曜日、他不定休あり
6、宮司が発信する糸島情報がおもしろい、鎮懐石八幡宮
その名の通り、『鎮懐石(ちんかいせき)』をお祀りする神社。鎮懐石は、古事記・日本書紀・万葉集などに記されている石で、神功皇后が安産を祈り身に付けられた石として伝えられています。また、神社のふもとには、1859(安政6)年に建てられた九州最古の万葉歌碑が建てられています。
御祭神である神功皇后は、子宝や安産の神様として知られ、神功皇后がご出産された皇子である応神天皇(八幡神)は、武運、勝負運、開運の神様がとして知られています。
宮司は情報発信に熱心で、夕日やレンタサイクルモデルコースなど、糸島観光に使える情報が満載です。
鎮懐石八幡宮
住所:糸島市二丈深江2143-1
7、その日水揚げした魚介類が買える・味わえる、福ふくの里
地元糸島の新鮮な野菜や鮮魚をはじめ、加工品なども販売している直売所。常連さんが多く、地元の人たちにも根強い人気があります。
敷地内にある 産直レストラン『旬菜旬魚ふくふく』では、福吉漁港で水揚げした新鮮な魚を味わえます。鮮度が高いので、お刺身はプリプリの歯ごたえ。煮魚や天ぷらは、身がふっくらしています。海鮮丼をはじめ、刺身定食、煮魚定食、天ぷら定食など。どんな魚が入っているかはその日次第。
デザートには、『はるか』を使用したソフトクリームがおすすめです。はるかは、糸島生まれのミカンで、日向夏と甘夏柑が自然交配してできました。香り爽やかで、さっぱりとした味わいです。
福ふくの里のホームページでは、毎日、魚介類・野菜・果物などの入荷情報を発信しています。
福ふくの里
住所:糸島市二丈福井6333
電話:092-326-6886
営業時間:9:00~17:00
休み:1/1〜5、8/14〜16 ※変更の場合あり
旬菜旬魚ふくふく
電話:092-326-5000
営業時間:11:00〜14:30ごろ ※なくなり次第終了
休み:火曜日、水曜日 ※変更の場合あり
8、縁むすびや恋愛成就祈願、厄除けしたいときに、白山神社
縁むすびの神様として知られる神社。最近では、恋愛成就を目的に足を運ぶ人が増えています。
御祭神は、菊理姫命(くくりひめのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冊琴(いざなみのみこと)。伊弉冊琴と伊弉諾尊という夫婦の神様の言い争いを仲裁したことから、菊理姫命には、離れているものや、すでに結ばれているものを紐で「くくる」ように強く結ぶ力があるといわれています。縁むすび全般だけではく、恋愛成就の特別祈祷(縁むすびお守りを授与)も行っています。
また、古事記によると、伊弉諾尊が桃の実によって災難を逃れ、開運を導いたという話があります。白山神社には、厄と書かれた桃の形の焼き物『厄割桃』を、岩めがけて投げ割ることで、厄除けを行うこともできます。
白山神社
住所:糸島市二丈福井4909
9、いとしま豚のお店Buu Bu
肉質のやわらかさ、脂の甘み・旨みが魅力の『糸島豚』。糸島市内の養豚農家9軒が愛情を込めて育てています。
糸島豚のなかでも『豚舎 伝助』を中心とした精肉をはじめ、メンチカツ、餃子、ハンバーグなどの冷凍加工食品を販売しているのが、こちら。
なかでも人気なのが、『豚舎 伝助』を使ったHOTロースカツサンド。お昼ご飯にと、まとめ買いに来る人がいるほど。お肉は柔らかく、しっかりとした味わい。ボリューム満点なので、お腹が満たされます。大葉とチーズが入ったHOTミルフィーユカツサンドや、マスタード使用のHOT豚ももカツサンド、HOTメンチカツサンドなどもあります。
※2024年8月末で閉店。移転先は福岡市西区周船寺1丁目19-22、2025年1月オープン予定
いとしま豚のお店Buu Bu
住所:糸島市二丈吉井3567-8
電話:092-332-9662
営業時間:9:00~17:00
休み:水曜日、第3木曜日
10、地元に愛される地魚料理の老舗、御食事処 きはち
11時前、すでに数台の車がオープンを待ちわびています。地元に愛される、新鮮な魚介類と絶景が味わえるお食事処。旅館『喜八荘』内にあります。
大きな窓から望める海の青と松の木の緑のコントラストはため息ものです。
新鮮な魚介類が味わえる海鮮丼やお刺身膳をはじめ、煮付膳、天ぷら膳、いか活造り膳、ステーキ膳、エビ刺膳などメニューが豊富で、どれを食べようか迷ってしまいます。お味噌汁もお魚のダシベース。落ち着いた和の空間で食べる和の膳。ほっと心とお腹が満たされます。
御食事処 きはち
住所:糸島市二丈吉井3504-1
電話:092-326-5011
休み:木曜日、月1回水曜日
11、ぎゃらりふがく
海沿いの道から山側に向かうと、田園風景が広がります。そのまま車を走らせると、山(浮嶽うきだけ)のふもとに、1軒のオシャレな平屋が見えてきます。
店内は、木のぬくもりあふれる洗練された空間で、ところどころにシンプルで、使い勝手のよさそうな器が並んでいます。これらの器は、すぐ近くに構える大庭康弘さんの窯『浮嶽窯』のもの。大庭さんは愛知と岐阜で修業を重ね、瀬戸焼や美濃焼の流れをくんでいます。
この日いただいたケーキは、ブルーベリー入りのバスクチーズケーキ。ケーキは日替わりで、季節のフルーツを使ったロールケーキやタルト、チョコレートケーキなど。この空間で、大庭さんの器でいただくケーキとコーヒーは、ここでしか味わうことのできない格別の味。一人で訪れ、窓際の席でゆっくり時間を過ごす常連さんがいるのも頷けます。
cafeぎゃらりふがく
住所:糸島市二丈吉井3254-24
電話:092-326-6333
営業時間:10:00~17:00
休み:月曜日(4~6月)、月曜日・火曜日(7~3月)
12、姉子(あねご)の浜
海がひと際きれいに見える、姉子の浜。海のきれいさに思わず見とれてしまいますが、砂浜を歩いていると、キュッキュッと不思議な音がするエリアがあります。その日の状況によっては鳴かないこともあります。
これは、『鳴き砂』と呼ばれるもので、浜の背後にある脊振山系と深い関わりがあります。脊振山系の石英を有する糸島花崗岩が、長い年月を経て海に流れ着き、海でもまれて浜に打ち上げられます。石英を含んだ砂がきれいな海水で洗われることで、鳴き砂が生成されるそうです。鳴き砂があるのは、浜とその周辺の海域がきれいであることの証だそう。
姉子の浜は人があまり立ち入らない場所であったため、鳴き砂が生成されたわけですが、戦後は開発の影響で砂が鳴かなくなった時期があったそうです。しかし、自然の波の働きで浄化作用が働き、1993年に奇跡的に復活。1995年には、姉子の浜の鳴き砂を守る会が発足し、今もなお鳴き砂を守る活動を続けています。
姉子の浜
住所:糸島市二丈鹿家
13、KokoCafe Itoshima
姉子の浜から歩いてすぐ。陶芸家Kokoさんの工房兼カフェ。KokoさんがDIYをして手がけたという店内は、まるで大人の秘密基地のよう。足を踏み入れた瞬間、ワクワクしてしまいます。
ところどころに展示している、手びねりで作るというKokoさんの作品は、手のぬくもりが感じられ、どれも独創的でかわいらしい。そんなKokoさんの器でスイーツやドリンクをいただきながら、海が見渡せる店内でゆったりとした時間を過ごすことができます。メニューは、本日のランチ、本日のスイーツ、日替わりスムージー、コーヒー、ジュースなど。
KokoCafe Itoshima
住所:糸島市二丈鹿家762-2
電話:080-5255-4732
営業時間:11:00~17:00
休み:不定休
(2024/8/3)
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基本情報
- 開催日時
- 2024年7月特集