老松神社 追儺祭(鬼すべ)
鬼とともに厄を払う新春の伝統行事
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その昔、疫病が流行したとき、疫鬼を追い払うため、中国の陰陽道の行事を取り入れられたと伝えられる行事です。
毎年1月7日の14時頃、お年寄りから子供まの鬼に扮した氏子たちが、朱塗りのお面をかぶった大鬼を先頭に町内の罪やけがれ、うそを背負って神社を出ます。鬼たちは「鬼じゃ、鬼じゃ」のかけ声とともに、町内を駆け巡りながら、およそ2㎞離れた泉川までお潮井取りに向かいます。
夕方からは鬼すべ神事が行われ、お潮井取りから戻った大鬼が神社本殿に上がろうとするのを、当番町の長老が豆をぶつけて、本殿横の鬼すべ堂に追い込みます。鬼すべ堂に大鬼が入ると、小鬼たちが、松の枝を燃やした煙で大鬼をいぶりだし、罪やけがれを追い払います。
さらにこの日は、家内安全や商売繁盛、学業成就、五穀豊穣、家内安全の祈願が込められた「鷽(うそ)」が販売されるほか、楽しい福引きも開催され、年の初めの幸運をつかもうと多くの人が訪れます。
鷽替え(うそかえ)
「鷽替え」は、平安時代から続いている神事です。
鷽は国内の渡り鳥で雀よりやや大きく春先に飛来しては梅や桜の蕾をついばむことがあります。「木鷽」は、この鳥が木にとまっている姿を彫ったもので、「鷽替え」は新春にあたってその年の幸運を占う意味や、天神様の使いの鷽を替えることによって一年中についた嘘を真に替えると、一年中の不幸が嘘になり吉事にかわるなどと言い伝えられています。
基本情報
- 名称
- 老松神社 追儺祭(鬼すべ)
- よみがな
- おいまつじんじゃ ついなさい(おにすべ)
- 所在地
- 老松神社(糸島市前原中央1-4-14) Google Map
- 営業時間
- 毎年1月7日
- 公共交通
- 筑前前原駅(JR筑肥線)から徒歩約5分